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Henri Matisse / Icarus from Jazz

¥13,200

Henri Matisse / Icarus from Jazz



¥12,000+tax


size: w305 h380 d32
material: manchurian catalpa, pine wood, pet, MDF, paper
print: offset
weight: 0.9kg
Country of origin: U.S.A., Japan


*天然木フレームなどは節や木目が入る場合がございます。



納期/即納在庫数はお気軽にお問い合わせくださいませ。


 

Icarus from Jazz”

マティスが1947年に発表した挿絵本『Jazz』の中でも最も象徴的な一枚です。ギリシャ神話のイカロスをモチーフに、黒い人体のシルエットと鮮やかな色彩の対比によって、墜落と飛翔という相反する瞬間が同時に表現されています。胸の赤い一点は生命や情熱、あるいは太陽への憧れを象徴し、周囲に散りばめられた黄色の星のような形は宇宙やエネルギーの広がりを感じさせます。

制作背景として、この作品はマティスが病を抱え、従来の油彩制作が困難になった時期に生まれました。そこで彼は、彩色した紙を切り抜く「切り絵(デクパージュ)」という手法を確立し、「ハサミで描く」という新たな表現へと到達します。本作でも、シンプルで大胆なフォルムが、即興性とリズムを伴って構成されており、まるで音楽のような躍動感が感じられます。

また『Jazz』というタイトルが示す通り、この作品にはジャズ音楽のような自由さと即興性が宿っています。戦後の不安と再生の時代において、マティスは制約の中から新しい表現を生み出し、生命の輝きと危うさを同時に描き出しました。シンプルでありながら深い精神性を湛えた本作は、見る者に強い印象と余韻を残し続けています。



Henri Matisse アンリ・マティス
アンリ・マティス(1869-1954)は北フランスのル・カトー・カンブレジに生まれ、法学を学んだ後、画家を志して1892年にアカデミー・ジュリアン、続いてパリ美術学校でギュスタヴ・モローに師事した。ジョルジュ・ルオーらと出会い、1898年に結婚。経済的困難の中、装飾家としても働きながら制作を続けた。1911年のモロッコ旅行を機に「オダリスク」連作を開始。1920年にはバレエの舞台美術も手がける。1943年に南仏ヴァンスへ移住し、切り紙絵の制作を本格化。1947年から52年にかけてロザリオ礼拝堂の装飾に取り組んだ。1952年には故郷にマティス美術館が開館、1954年に84歳で逝去。色彩と形の革新により、20世紀美術に大きな足跡を残した。



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