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Henri Matisse / Le platane (L)

¥59,400

Henri Matisse / Le platane (L)



¥54,000+tax


size: w715 h715 d30
material: alder wood, pet, MDF, paper
print: lithograph
weight: 2.8kg
Country of origin: France, Japan


*天然木フレームなどは節や木目が入る場合がございます。



納期/即納在庫数はお気軽にお問い合わせくださいませ。


 

Le platane”

マティス晩年に到達した“線の芸術”を象徴する一作です。シンプルな黒い線のみで構成されたプラタナス(街路樹)が、まるで呼吸するかのように伸びやかに広がり、生命のリズムを感じさせます。余白を大胆に活かした構図は、日本的な美意識にも通じ、静けさと躍動が同時に存在する独特の空気感を生み出しています。

この作品が制作された1940〜50年代は、マティスが切り絵と並行して“最小限で最大を表現する”境地に達した時期。複雑な描写を排し、一本の線にすべてを託すことで、かえって自然の本質的な美しさを引き出しています。枝葉の反復は装飾的でありながらも秩序があり、見る者に心地よいリズムを与えます。

インテリア業界において本作が長く愛されている理由は、その“余白の力”と“普遍性”にあります。主張しすぎない線画は、北欧・ジャパンディ・モダンなど幅広い空間に調和し、空間全体を引き立てる存在となります。また、この作品は親しみを込めて「低木アート」と呼ばれることもあり、日常に寄り添う自然のモチーフとして、住空間に穏やかなアクセントをもたらします。シンプルでありながら飽きがこない——それこそが、本作が長く支持され続ける最大の魅力です。



Henri Matisse アンリ・マティス
アンリ・マティス(1869-1954)は北フランスのル・カトー・カンブレジに生まれ、法学を学んだ後、画家を志して1892年にアカデミー・ジュリアン、続いてパリ美術学校でギュスタヴ・モローに師事した。ジョルジュ・ルオーらと出会い、1898年に結婚。経済的困難の中、装飾家としても働きながら制作を続けた。1911年のモロッコ旅行を機に「オダリスク」連作を開始。1920年にはバレエの舞台美術も手がける。1943年に南仏ヴァンスへ移住し、切り紙絵の制作を本格化。1947年から52年にかけてロザリオ礼拝堂の装飾に取り組んだ。1952年には故郷にマティス美術館が開館、1954年に84歳で逝去。色彩と形の革新により、20世紀美術に大きな足跡を残した。



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