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Henri Matisse / Nublue II

¥13,200

Henri Matisse / Nublue II



¥12,000+tax


size: w305 h380 d32
material: manchurian catalpa, pine wood, pet, MDF, paper
print: offset
weight: 0.9kg
Country of origin: Italy, Japan


*天然木フレームなどは節や木目が入る場合がございます。



納期/即納在庫数はお気軽にお問い合わせくださいませ。


 

Nublue II”

マティス晩年の代表作であり、彼が確立した「切り絵(デクパージュ)」技法の完成形を示す作品です。1952年に制作されたこのシリーズでは、マティスは絵筆の代わりにハサミを用い、あらかじめ彩色した紙を直接切り抜くことで形を生み出しました。彼自身はこれを「ハサミで描く(drawing with scissors)」と表現しています。

切り絵という手法の最大の特徴は、描線と色面が一体化している点にあります。筆で描く場合のような下書きや修正を経ず、切る行為そのものが即興的な線となり、生命感のあるフォルムを生み出します。本作における女性像も、単純化されたシルエットでありながら、身体のしなやかさや内面的な静けさが見事に表現されています。わずかな切り込みや余白が、関節や筋肉のニュアンスを巧みに示しているのも特徴です。

また、鮮やかなブルーはマティスにとって特別な色であり、精神性や無限の広がりを象徴します。装飾性と抽象性が高次元で融合したこの作品は、絵画と彫刻の間にあるような存在感を持ち、20世紀美術に新たな地平を切り開きました。シンプルでありながら圧倒的な完成度を誇る本作は、切り絵という技法の可能性を極限まで押し広げた到達点と言えるでしょう。



Henri Matisse アンリ・マティス
アンリ・マティス(1869-1954)は北フランスのル・カトー・カンブレジに生まれ、法学を学んだ後、画家を志して1892年にアカデミー・ジュリアン、続いてパリ美術学校でギュスタヴ・モローに師事した。ジョルジュ・ルオーらと出会い、1898年に結婚。経済的困難の中、装飾家としても働きながら制作を続けた。1911年のモロッコ旅行を機に「オダリスク」連作を開始。1920年にはバレエの舞台美術も手がける。1943年に南仏ヴァンスへ移住し、切り紙絵の制作を本格化。1947年から52年にかけてロザリオ礼拝堂の装飾に取り組んだ。1952年には故郷にマティス美術館が開館、1954年に84歳で逝去。色彩と形の革新により、20世紀美術に大きな足跡を残した。



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